インタビュー

会社に依存しない仕事人生を生きる<後編>

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「やりたいこと探し」はしなくていい

新入社員の頃から事業部で初の女性営業職に抜擢され、海外赴任も経験してきた長田 綾子(ながた あやこ)さん。インタビュー前編では、その華々しい活躍の裏側にあった予期せぬ挫折経験から、会社に振り回されないキャリアをつくるマインドをお聞きしました。長田さんのお話に親近感を持った方も多いのではないでしょうか。

後編では長田さんのプライベートでの素顔に迫ります。旅好き、猫好きの長田さんの気負いすぎずに生きていく秘訣をぜひご覧ください!

長田 綾子(ながた あやこ)さん
出身:福岡県
エニアグラムタイプ:5 研究者(人と距離をとり静かに観察する人)
職業:会社員(食品メーカーのマネージャー職)

仕事と生活のバランス

日々仕事で多忙な長田さんは、プライベートも忙しい!「会社に振り回されない」ことを意識している長田さんがワーク・ライフ・バランスをどのようにとらえているのか、とても興味がありました。

そこで、仕事(Labor)・愛(Love)・学び(Learning)・余暇(Leisure)、人生の4つのLのバランスの現状と理想を聞いてみました。写真左側の円グラフが4つのLの現在のバランス、右側が将来目指す姿です。

現状と理想の4つのLのバランスを描く長田さん

長田さんは休日もアクティブなイメージがあります。

趣味は、ヨガ、ピラティス、オンライン英会話。一人旅をしたり、飲み歩きも好きです。

最近はボリウッドダンスも始めました。インド映画で突然出演者が踊りだす、あのダンスです。年齢問わずいろんな人に出会えるので楽しいですね。

パリの凱旋門で2020年カウントダウン
一人旅では屋台飯が好き

でも意外と仕事の比重が高いんですね。

マネージャーの今、仕事の割合が高い

そうですね、心境的には今の生活は仕事が7割です。管理職なので土日に仕事のメールが来たら対応せざるを得なくて。立場上仕方ないのですが、休日もあまり心が休まりません。

残りは余暇、学び、愛が1割ずつという感じ。もともと仕事とプライベートはきっちり分けるタイプです。もっと学びの時間を増やしたい。リスキリングですね。

仕事上アウトプットしたり、ジャッジしたりする機会は多いのですが、最近は新しい学びをインプットする機会が減っているなと危機感を持っています。もっと体系立てていろんなことを学びたいと思っているのですが。

10年後の4Lはどういう割合が理想ですか?

10年後の理想の人生を考える

仕事は2割に減らしたい!

10年後、50代後半の体力を考えると、そんなにガツガツ働かずうまく生きていきたいです。

その分余暇の時間を増やして習い事や旅行をもっとしたいし、学びの時間も増やしたい。今気になっているのは日本文化。海外の人に日本文化を伝えられるようになりたいですね。

愛は、猫をお迎えして一緒に暮らすのが夢です。

これからの挑戦

最近チャレンジしたことはありますか?

インド映画でおなじみのボリウッドダンスにハマる

ボリウッドダンスの発表会に出たこと!

習い始めたばかりで躊躇もありましたが、同じ頃に習い始めた友達も出るとのことで、じゃあ私も・・・と。

人前で踊るのは決して好きなわけじゃないけど、まあ訓練というか。苦手なことにも少しくらいチャレンジしてもいいかなと思って決断しました。

練習は大変だったけど、後で本番の動画を見たら「ああ、ここがあかんかった!」「もっとこうすれば」とかいろいろ思って、こうやって人はハマっていくんでしょうね(笑)

この先のキャリアをどう考えていますか?

今、課長として7年目。次は部長です。うちの会社でも女性の部長職を増やそうという空気はあります。

ただ・・・部長って楽しいのかな?よくわからないんですよね。課長は実務をマネジメントする立ち位置ですが、部長は人のマネジメントの要素が強そうな気がします。求められる能力も違うし、自分の興味もまだよくわからない。

自分の中では、これからのキャリアの選択肢をいくつか考えています。役職定年や定年後再雇用で給与が下がっても副業収入で担保できればいいと思うし、役職にこだわってしがみつく人生よりは、いつでも自分で違うことができるように準備しておきたいと思うようになりました。このあたりは昔とは少しずつ考え方が変わってきていますね。

もちろん今の会社でうまくやっていくのも全然アリだと思います。安定収入を得ながら、自分で新しいことに挑戦する土台作りが、この先50代に向けての課題です。

副業なども考えていたりしますか?

副業はいつかやってみたくていろんな人とよく話しているのですが、これというものはまだ見つかっていません。

ただ、私は巻き込まれ型なので、いずれその時が来たら良い方向に転がるんじゃないかなと楽観的に考えているんですよね。やりたいことがなくても変にあせることなく、いろんな知識を蓄えたり経験値を積んだりする時間にすればいいかなと。

だから今「これがやりたい!」という強い想いがなくても大丈夫、と思っています。

やりたいことがあっても足踏みしてしまう人へアドバイスをお願いします

・・・とりあえずやってみたら?(笑)

まずは小さいことから始めてみればいいと思います。別に大きなことをやる必要はなくて、たとえば仕事だったら、自分の担当業務がやりやすくなるようにちょっとだけ改善してみるとか、そういうことの積み重ねなのかな。

たとえば私はめんどくさがりなので、いかに自分がラクできるかがすべてのモチベーション。だからこの先ラクするために、今は新しいことも取り入れよう、みたいな気持ちでやってますね。こんなふうに、自分がそれをやることでどうなりたいのかを意識してみれば、やりたいことに躊躇することも減るのではないでしょうか。

私は、これまでの会社人生を自分で選んできたわけではなく、やりたい仕事だけやってきたかと問われると、そうでもないというのが本音です。自分がすべて思い描くとおりには人生は進みません。だから誰かに言われたりご縁があればとりあえずやってみて、そこで判断すればいいと思っています。

先日も同年代の他社の女性たちと話していて「そうだよね!」と共感し合ったのが、「やってみて、ダメならやめればいい」ということ。

あと、やって失敗しても命を取られることはない(笑)失敗してもかすり傷、くらいで思っておけば大丈夫ですよ!

インタビュー終了後の記念撮影
My enneagram

私のエニアグラム

エニアグラムとは、人間の思考や行動パターンなどの行動特性を9つのタイプに分類する性格診断です。もともとは心理学の分野で研究されてきましたが、近年ではビジネスシーンでも積極的に活用されていて、自己理解や適職理解、人間関係や仕事のモチベーションなど、様々なキャリア構築の場面で役立ちます。

長田さんは【エニアグラムタイプ5:研究者(調べる人)】という結果でした。

長田さん
長田さん

タイプ5は、データを集め、いろいろなことを調べたうえで、じっくり考え、慎重に行動するタイプだそうですが、たしかに仕事の場面では、主観に左右されず冷静に判断する姿勢はあると思います。

それから、人と一定の距離を取ったり、自己表現が苦手だったり、というのも当たっている気がします。

こういう自分のトリセツを知っておくのも大事ですね。

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